学びを通じて、地域住民が「絆」を強め、自立した地域社会を創る社会教育の在り方 平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、東日本一帯に極めて大きな被害をもたらし、未だに復興への多くの課題を抱えた状況が続いている。 一方で、復興に向けて国内外から様々な支援活動が展開され、人と人との「絆」の大切さを改めて思い起こす契機にもなった。また、被災地では、多くの学校や公民館などの教育施設が避難所となった。これらの施設においては、震災前の日頃からの地域住民の参画による学校の教育活動を支援する取組などが、復興に向けて大きな力を発揮したという報告もある。このような「学びの場」を中核とした地域コミュニティ再生の取組は、被災地にとどまらず、昨今住民同士のつながりの希薄化などが指摘されている地域にも通じるものと考える。 近年、「地域のことは地域で行う」という地域主権改革の大きな流れの中で、住民自らが地域の課題を見出し、解決していくという、自立した地域社会の形成が求められている。このような社会を熟思しても、今後社会教育・生涯学習が果たすべき役割は大きく、特に、社会教育委員には、「地域づくり・人づくり」のリーダーとしての資質や能力が求められることになる。リーダーとして、地域の課題などを把握・分析し、目指す地域社会像を描き、地域住民同士の「絆」を強めるための具体的な方策などを行政に提言し、社会教育委員自身が中心となり誰にとっても住みよい活気のある地域社会を創造することが、今求められているのではないだろうか。 そこで、本大会では、関東甲信越静各都県・区市町村の社会教育委員などが一堂に会し、各地域の社会教育活動の成果や課題などを基に、「地域住民同士の絆づくり」、「活力あるコミュニティの形成」などに貢献する社会教育委員の役割や今後の社会教育の在り方などについて協議する。 平成25年11月14日(木)〜15日(金) 日光市(日光地区) <全体会場>
日光市日光総合会館 <分科会場> 日光市日光総合会館
日光千姫物語
日光東照宮客殿
日光山輪王寺紫雲閣
日光金谷ホテル
関東甲信越静各都県・区市町村社会教育委員及び社会教育関係者
一般社団法人全国社会教育委員連合 関東甲信越静社会教育委員連絡協議会
栃木県 日光市 栃木県教育委員会 日光市教育委員会 栃木県市長会 栃木県町村会
【第1日目】11月14日(木) 全体会 会場:日光市日光総合会館 13:30〜13:50 休憩
13:50〜15:10 記念講演 演題「二宮尊徳から学ぶ 人づくり、地域づくり」 15:10〜15:40 休憩
15:40〜17:10 パネルディスカッション
17:10〜17:30 閉会行事 次期開催地挨拶 閉会挨拶 17:30〜18:30 移動 18:30〜 情報交換会
【第2日目】11月15日(金) 社会教育委員等が、分科会をとおして社会教育委員の役割や今後の社会教育の在り方等について協議する。 10:00〜12:30 分科会 ◇第1分科会 分科会名:地域の絆を育むネットワークづくり 担当:東京都・調布市
【主な研究・討議の視点】
【発表概要】「地域主体の世代間交流とそこから発生する『学び返し』」 ◇第2分科会 分科会名:青少年の健やかな成長を育む環境づくり 担当:栃木県・壬生町
【主な研究・討議の視点】
【発表概要】「中学生による地域活動の推進」 ◇第3分科会 分科会名:住民の社会参画を促進する学習機会の充実 担当:長野県・高森町
【主な研究・討議の視点】
【発表概要】「天伯峡ホタル祭に地域再生の可能性を探る」 ◇第4分科会 分科会名:社会の要請に関する学習機会の充実 担当:新潟県・妙高市
【主な研究・討議の視点】
【発表概要】「受講者全体の市民大学講座の推進」 ◇第5分科会 分科会名:未来を支える人づくり 担当:埼玉県・川島町
【主な研究・討議の視点】
【発表概要】「豊かな学びを創造する社会教育委員活動」 1人3,500円 トップツアー株式会社宇都宮支店 担当:掃部(かもん)・大熊・若林・後藤 営業時間:平日9:00〜18:00 ※土日祝日は休みです 第44回関東甲信越静社会教育研究大会栃木大会実行委員会事務局 〒321-8501 栃木県宇都宮市塙田1-1-20 栃木県教育委員会事務局 生涯学習課内 第44回関東甲信越静社会教育研究大会の開催要項(PDFファイル)は、こちらからダウンロード下さい。 |