社会教育がつなぐ ひと、地域 そして未来 今、社会教育にできること、私たちにできること 〜地域社会に貢献する社会教育委員のすがた〜 今日の社会環境は、核家族化、少子高齢化等の進展により大きく変化し、人間関係の希薄化をもたらしました。また、科学技術の進展やグローバル化、高度情報化等により、人々の生活スタイルや価値観は多様化してきました。 一方、社会教育は、地域に生活する人たちへの交流の機会の提供や様々な学習機会などを通して、地域コミュニティの形成に少なからず貢献してきました。特に、平成23年3月に発生した東日本大震災に際しては、日頃の住民活動が盛んな地域ほど、避難所がより機能したという報告があったり、人と人とのつながりを強固なものにするには、社会教育が大きな意味をもつことが見直されたりするなど、社会教育の大切さや可能性が改めて認識される契機となりました。 しかし、そのような中、私たち社会教育委員は、地域社会にどう関わってきたのでしょうか。反省を込めながら、自分自身の活動を見つめ直す必要があるのではないでしょうか。今まさに、社会教育委員の役割や貢献度が問われているのです。 社会教育法上は、「社会教育に関する諸計画を立案すること」「教育委員会の諮問に応じ、これに対して、意見を述べること」などが職務として明記されています。しかし残念ながら、実際には十分な活躍の場が見つからず、制度そのものを疑問視してしまう場面もあるのではないかと考えます。 そこで、神奈川県社会教育委員連絡協議会では、社会教育委員自身とそれを担当する行政職員の意識が重要であると考え、平成22年度からの研修会(年1回)では、「社会教育委員制度は本当に必要なのか」「行政は社会教育委員に何を求めているのか」「何を期待されて社会教育委員に選ばれたのか」などの基本的な問題を参加者全員で考え、自身の立ち位置を振り返る機会を設けました。一朝一夕に成果が表れるものではありませんが、社会教育委員の活動の活性化につなげるため、『社会教育委員のすがたが見える活動』をめざして日々の活動に取り組んでいます。 今、社会では、地域の教育力の再生・活性化(絆づくり・地域づくり)と、自立に向けた個の学習の充実(人づくり)が求められています。その中での、社会教育委員の果たすべき役割はもちろん大きく、人と人とのつながりを深める手立てや、地域住民自らが地域の課題を解決するという自立に向けた支援策を、より具体的に行政に提示し、それらをそれぞれの立場で実践につなげていくことが期待されています。しかし、何よりも、社会教育委員自らがその役割を自覚し、めざすべき地域像を描き、高い意識をもって活動することが重要です。 本大会は、「今、社会教育にできること、私たちにできること 〜地域社会に貢献する社会教育委員のすがた〜」を研究主題(テーマ)とし、社会教育委員そのものに焦点をあてた内容で組み立てられています。各地域における活動の実践や研究成果について協議を行い、そして、参加者相互の交流を深める中で、関東甲信越静各都県・市区町村の社会教育委員一人ひとりが自分自身を振り返り、今後の活動に向け気持ちを新たにする貴重な機会となればと考えます。 平成26年11月20日(木)〜21日(金) <全体会場>
鎌倉芸術館(大ホール) <分科会場>
【第1分科会】
【第2分科会】
【第3分科会】
【第4分科会】
【第5分科会】
【特別分科会1】
【特別分科会2】
関東甲信越静地区の社会教育委員及び事務局関係者
第45回関東甲信越静社会教育研究大会神奈川大会実行委員会 神奈川県社会教育委員連絡協議会
神奈川県 横浜市 鎌倉市 藤沢市 神奈川県公民館連絡協議会
【第1日目】11月20日(木) 全体会 12:00〜17:10(受付11:00〜) 11:00〜12:00 全体会受付 12:00〜13:05 歓迎セレモニー
1.歓迎の歌 鎌倉女子大学合唱団
13:10〜14:30 記念講演
演題「人を育てる 人に育てられる〜柔道を通して学んだこれからの生き方〜」 14:30〜14:45 休憩
14:45〜16:45 シンポジウム
16:50〜17:10 閉会セレモニー
1.全員合唱 ピアノ伴奏:佐々木 和子氏(葉山町社会教育委員) 17:30〜18:00 分科会打合せ 18:00〜20:00 情報交換会
【第2日目】11月21日(金) 社会教育委員等が、分科会をとおして社会教育委員の役割や今後の社会教育の在り方等について協議する。 9:30〜12:00 分科会
◇第1分科会 分科会名:地域づくりと社会教育の役割
【研究テーマ】 知の循環型社会の構築に向けた社会教育における具体的方策を考える。
【発表概要】
◇第2分科会 分科会名:子どもの豊かな感性の育成
【研究テーマ】 次代を担う子どもの豊かな感受性や想像力を地域で育てる効果的なあり方を考える。
【発表概要】
◇第3分科会 分科会名:家庭教育支援
【研究テーマ】 親の育ちを支え、家庭の教育力の向上をめざした具体的方策を考える。
【発表概要】
◇第4分科会 分科会名:社会教育施設のあり方
【研究テーマ】 住民と地域とをつなぐ学習拠点としての社会教育施設のあり方を考える。
【発表概要】
◇第5分科会 分科会名:社会教育行政への社会教育委員の関わり
【研究テーマ】 生涯学習社会に求められる社会教育行政と社会教育委員のあり方を考える。
【発表概要】 特別分科会1・2については、参加対象者に制限はありません。どなたでも参加出来ます。
◇特別分科会1 分科会名:公募委員の意義と役割
【アドバイザー】 小池 茂子氏(聖学院大学 教授)
◇特別分科会2 分科会名:社会教育委員の経験の活かし方
【アドバイザー】 蛭田 道春氏(大正大学 教授) 12:00〜12:15 分科会閉会・解散 1人3,000円 株式会社日本旅行 横浜支店 担当:江草・保科 営業時間:平日9:30〜17:30 ※土日祝日は休みです 総合旅行業務取扱管理者:田口浩 第45回関東甲信越静社会教育研究大会(神奈川大会)のWeb申込みは、以下のURLをご確認下さい。 https://v3.apollon.nta.co.jp/shakaikyouiku_kanto45/ 第45回関東甲信越静社会教育研究大会神奈川大会実行委員会事務局 〒231-8509 神奈川県横浜市中区日本大通33
神奈川県教育委員会教育局 生涯学習部生涯学習課内 第45回関東甲信越静社会教育研究大会の開催要項(PDFファイル)は、こちらからダウンロード下さい。 |