第45回関東甲信越静社会教育研究大会(神奈川大会)

大会スローガン

社会教育がつなぐ ひと、地域 そして未来

研究主題

今、社会教育にできること、私たちにできること  〜地域社会に貢献する社会教育委員のすがた〜

趣旨

  今日の社会環境は、核家族化、少子高齢化等の進展により大きく変化し、人間関係の希薄化をもたらしました。また、科学技術の進展やグローバル化、高度情報化等により、人々の生活スタイルや価値観は多様化してきました。

  一方、社会教育は、地域に生活する人たちへの交流の機会の提供や様々な学習機会などを通して、地域コミュニティの形成に少なからず貢献してきました。特に、平成23年3月に発生した東日本大震災に際しては、日頃の住民活動が盛んな地域ほど、避難所がより機能したという報告があったり、人と人とのつながりを強固なものにするには、社会教育が大きな意味をもつことが見直されたりするなど、社会教育の大切さや可能性が改めて認識される契機となりました。

  しかし、そのような中、私たち社会教育委員は、地域社会にどう関わってきたのでしょうか。反省を込めながら、自分自身の活動を見つめ直す必要があるのではないでしょうか。今まさに、社会教育委員の役割や貢献度が問われているのです。

  社会教育法上は、「社会教育に関する諸計画を立案すること」「教育委員会の諮問に応じ、これに対して、意見を述べること」などが職務として明記されています。しかし残念ながら、実際には十分な活躍の場が見つからず、制度そのものを疑問視してしまう場面もあるのではないかと考えます。

  そこで、神奈川県社会教育委員連絡協議会では、社会教育委員自身とそれを担当する行政職員の意識が重要であると考え、平成22年度からの研修会(年1回)では、「社会教育委員制度は本当に必要なのか」「行政は社会教育委員に何を求めているのか」「何を期待されて社会教育委員に選ばれたのか」などの基本的な問題を参加者全員で考え、自身の立ち位置を振り返る機会を設けました。一朝一夕に成果が表れるものではありませんが、社会教育委員の活動の活性化につなげるため、『社会教育委員のすがたが見える活動』をめざして日々の活動に取り組んでいます。

  今、社会では、地域の教育力の再生・活性化(絆づくり・地域づくり)と、自立に向けた個の学習の充実(人づくり)が求められています。その中での、社会教育委員の果たすべき役割はもちろん大きく、人と人とのつながりを深める手立てや、地域住民自らが地域の課題を解決するという自立に向けた支援策を、より具体的に行政に提示し、それらをそれぞれの立場で実践につなげていくことが期待されています。しかし、何よりも、社会教育委員自らがその役割を自覚し、めざすべき地域像を描き、高い意識をもって活動することが重要です。

  本大会は、「今、社会教育にできること、私たちにできること 〜地域社会に貢献する社会教育委員のすがた〜」を研究主題(テーマ)とし、社会教育委員そのものに焦点をあてた内容で組み立てられています。各地域における活動の実践や研究成果について協議を行い、そして、参加者相互の交流を深める中で、関東甲信越静各都県・市区町村の社会教育委員一人ひとりが自分自身を振り返り、今後の活動に向け気持ちを新たにする貴重な機会となればと考えます。

期日

平成26年11月20日(木)〜21日(金)

会場

<全体会場>

  鎌倉芸術館(大ホール)
    〒247-0056  神奈川県鎌倉市大船6-1-2    TEL:0467-48-5500     JR大船駅から徒歩10分

<分科会場>

  【第1分科会】
  鎌倉芸術館(小ホール)
    〒247-0056  神奈川県鎌倉市大船6-1-2    TEL:0467-48-5500     JR大船駅から徒歩10分

  【第2分科会】
  あーすぷらざ(プラザホール)
    〒247-0007  神奈川県横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1    TEL:045-896-2121     JR本郷台駅から徒歩3分

  【第3分科会】
  藤沢市民会館(小ホール)
    〒251-0026  神奈川県藤沢市鵠沼東8-1    TEL:0466-23-2415     JR線、小田急線藤沢駅から徒歩10分

  【第4分科会】
  国際言語文化アカデミア(研修ホール)
    〒247-0007  神奈川県横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1    TEL:045-896-1091     JR本郷台駅から徒歩3分

  【第5分科会】
  鎌倉生涯学習センター(ホール)
    〒248-0006  神奈川県鎌倉市小町1-10-5    TEL:0467-25-2030     JR鎌倉駅から徒歩3分

  【特別分科会1】
  鎌倉生涯学習センター(第5集会室)
    〒248-0006  神奈川県鎌倉市小町1-10-5    TEL:0467-25-2030     JR鎌倉駅から徒歩3分

  【特別分科会2】
  鎌倉生涯学習センター(第6集会室)
    〒248-0006  神奈川県鎌倉市小町1-10-5    TEL:0467-25-2030     JR鎌倉駅から徒歩3分

参加者

関東甲信越静地区の社会教育委員及び事務局関係者
同地区の社会教育関係団体会員、社会教育施設職員等社会教育関係者
同地区の地域住民、NPO法人、学校関係者等生涯学習・社会教育に関心のある方  等

主催

第45回関東甲信越静社会教育研究大会神奈川大会実行委員会    神奈川県社会教育委員連絡協議会
関東甲信越静社会教育委員連絡協議会    一般社団法人全国社会教育委員連合
神奈川県教育委員会    横浜市教育委員会    鎌倉市教育委員会    藤沢市教育委員会

後援(予定)

神奈川県    横浜市    鎌倉市    藤沢市    神奈川県公民館連絡協議会
神奈川県地域婦人団体連絡協議会    神奈川県PTA協議会    神奈川県立高等学校PTA連合会
神奈川県社会教育協会    神奈川新聞社    テレビ神奈川    株式会社タウンニュース社

大会日程・内容

【第1日目】11月20日(木)  全体会  12:00〜17:10(受付11:00〜)
会場:鎌倉芸術館(大ホール)  司会:内田 昌子(藤沢市社会教育委員OG)

11:00〜12:00    全体会受付

12:00〜13:05    歓迎セレモニー

1.歓迎の歌  鎌倉女子大学合唱団
2.居合の演武  本阿彌 光次氏(鎌倉市社会教育委員、全日本居合道関東地区連盟湘南東支部長)
3.主催者あいさつ  実行委員会委員長
4.お祝いのことば  神奈川県知事
5.歓迎のことば  鎌倉市長
6.来賓紹介

13:10〜14:30    記念講演     演題「人を育てる  人に育てられる〜柔道を通して学んだこれからの生き方〜」
   講師:山下 泰裕氏(東海大学理事・副学長)

14:30〜14:45    休憩

14:45〜16:45    シンポジウム
テーマ「今、社会教育委員に求められること〜活力と魅力あふれる地域をめざして〜」
◇基調提案
   坂本 登氏  (一般社団法人全国社会教育委員連合  常務理事)
◇シンポジスト
   大島 まな氏  (九州女子大学  教授)
   澁谷 敏夫氏  (綾瀬市  社会教育委員)
   川崎 智氏  (松田町教育委員会教育課  生涯学習係長)
◇コーディネーター
   本庄 陽子氏  (清泉女子大学  非常勤講師)

16:50〜17:10    閉会セレモニー

1.全員合唱  ピアノ伴奏:佐々木 和子氏(葉山町社会教育委員)
2.次期開催県あいさつ(群馬県)
3.閉会のことば  実行委員会副委員長

17:30〜18:00    分科会打合せ

18:00〜20:00    情報交換会

【第2日目】11月21日(金)
9:00〜9:30    分科会受付(各会場で受付・分科会打ち合わせを含む)

社会教育委員等が、分科会をとおして社会教育委員の役割や今後の社会教育の在り方等について協議する。

9:30〜12:00    分科会

◇第1分科会    分科会名:地域づくりと社会教育の役割
担当:1.新潟県新潟市・2.静岡県焼津市・3.神奈川県鎌倉市

【研究テーマ】  知の循環型社会の構築に向けた社会教育における具体的方策を考える。
【アドバイザー】  逢坂 伸一氏(東海大学  名誉教授)

【発表概要】
1.新潟県新潟市:「学社民の融合による地域づくり」
2.静岡県焼津市:「社会教育と社会福祉の融合 その実践的プロセスの検証にむけて」
3.神奈川県鎌倉市:「社会教育の視点からのまちづくり」


◇第2分科会    分科会名:子どもの豊かな感性の育成
担当:1.静岡県静岡市・2.茨城県水戸市・3.神奈川県南足柄市

【研究テーマ】  次代を担う子どもの豊かな感受性や想像力を地域で育てる効果的なあり方を考える。
【アドバイザー】  松永 由弥子氏(静岡産業大学  准教授)

【発表概要】
1.静岡県静岡市:「“こども10円商店街”実践が育てる想像力と創造力」
2.茨城県水戸市:「子どもたちは今〜育成における体験活動の重要さ」
3.神奈川県南足柄市:「地域で支える子どもの学びと育ち」


◇第3分科会    分科会名:家庭教育支援
担当:1.群馬県伊勢崎市・2.千葉県四街道市・3.神奈川県山北町

【研究テーマ】  親の育ちを支え、家庭の教育力の向上をめざした具体的方策を考える。
【アドバイザー】  大島 まな氏(九州女子大学  教授)

【発表概要】
1.群馬県伊勢崎市:「読書の街いせさきの推進に向けた社会教育委員会議の取り組み」
2.千葉県四街道市
「本を通して家庭教育・顔の見える子育ての地域づくり学びあい!つながりあい!ささえあい!」
3.神奈川県山北町:「家庭の教育力再生へのアプローチ〜家庭における読書環境の改善をめざして〜」


◇第4分科会    分科会名:社会教育施設のあり方
担当:1.東京都西東京市・2.山梨県富士吉田市・3.神奈川県川崎市

【研究テーマ】  住民と地域とをつなぐ学習拠点としての社会教育施設のあり方を考える。
【アドバイザー】  馬場 裕次朗氏(徳島大学  教授)

【発表概要】
1.東京都西東京市:「地域資源の活用と事業支援による社会教育施設の可能性」
2.山梨県富士吉田市:「博物館分館で夕涼み?〜市民目線での活用を目指して〜」
3.神奈川県川崎市:「現代の若者と地域社会のつながり〜川崎の社会教育は何ができるか〜」


◇第5分科会    分科会名:社会教育行政への社会教育委員の関わり
担当:1.埼玉県入間市・2.長野県東御市・3.神奈川県座間市

【研究テーマ】  生涯学習社会に求められる社会教育行政と社会教育委員のあり方を考える。
【アドバイザー】  濱中 昌志氏(北海道教育庁  生涯学習推進局生涯学習課  社会教育グループ主幹)

【発表概要】
1.埼玉県入間市:「入間市社会教育計画と社会教育委員の役割」
2.長野県東御市:「提言書づくりにおける社会教育委員の活動」
3.神奈川県座間市:「子ども・若者の社会教育を位置づける―生涯学習社会の充実のために」


特別分科会1・2については、参加対象者に制限はありません。どなたでも参加出来ます。
ただし会場の関係上「定員制:50名まで」の参加とさせて頂きます。

◇特別分科会1    分科会名:公募委員の意義と役割
【研究テーマ】  公募委員として住民の意見やニーズをどう把握し、行政に反映させるかを考える。

【アドバイザー】  小池 茂子氏(聖学院大学  教授)
【コーディネーター】  大木 真徳氏(駒澤大学  非常勤講師)

◇特別分科会2    分科会名:社会教育委員の経験の活かし方
【研究テーマ】  社会教育委員としての経験をどのように地域づくりに活かすかを考える。

【アドバイザー】  蛭田 道春氏(大正大学  教授)
【コーディネーター】  伊藤 真木子氏(常磐大学  助教)

12:00〜12:15    分科会閉会・解散

大会参加費

1人3,000円

大会参加申込 問い合わせ先

株式会社日本旅行  横浜支店    担当:江草・保科
〒231-0006    神奈川県横浜市中区南仲通3-35  横浜エクセレントVビル6F
TEL:045-641-9604    FAX:045-651-0072

営業時間:平日9:30〜17:30  ※土日祝日は休みです

総合旅行業務取扱管理者:田口浩
担当者の説明にご不明な点等がある場合には、管理者に遠慮無くお尋ね下さい。

大会ホームページ

第45回関東甲信越静社会教育研究大会(神奈川大会)のWeb申込みは、以下のURLをご確認下さい。 https://v3.apollon.nta.co.jp/shakaikyouiku_kanto45/

大会事務局

第45回関東甲信越静社会教育研究大会神奈川大会実行委員会事務局

〒231-8509    神奈川県横浜市中区日本大通33     神奈川県教育委員会教育局  生涯学習部生涯学習課内
TEL:045-210-8347    FAX:045-210-8939     E-mail:uchida.yrp@pref.kanagawa.jp

大会開催要項のダウンロード

第45回関東甲信越静社会教育研究大会の開催要項(PDFファイル)は、こちらからダウンロード下さい。

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